自炊、本の電子化をするのに最初の作業は裁断。
本を1ページづつばらすのである。
こうすることで1ページづつADFスキャナーに読み込める。
非破壊自炊と言って、本を破壊せずに自炊する場合には裁断は不要となる。
(しかしスキャン精度が大きく下がるか、膨大な時間がかかって非現実的)
通常は本を裁断する。
<裁断機>
バサっと上から裁断するものと、付属の歯をシューっと前後に動かして裁断するタイプがある。
1度に裁断できる枚数が多いほど値段も高いし、装置としても大きくなる。
費用が許せば購入してもよいが、家での置き場所も考えておかなくてはならない。
裁断機だけを機材レンタルしてくれるシステムもある。
業務用の裁断機なら枚数関係なく1度に裁断できるが、家に置く大きさではないし、一般人は操作できない。
自炊専用レンタルスペースのお店にあれば店員が裁断してくれる。
<カッター>
カッターで本をばらす。
普通に手でカッターを握って切っていくのである。
お金がかからないこと、場所を取らないことなどメリットがある。
しかし時間と手間、労力は増える。
<非破壊>
アイロンや電子レンジで温めると糊が溶けてバラせる。
スキャン後に復元するのが目的のようで、切らずに裁断できるわけだが、糊が微妙に残るのでスキャン時の重送の原因になりかねない。
切る手間や機材は無くなるが、復元まで含めて手間がかかるかと。
<代行依頼>
自炊代行業者が裁断だけをしてくれる、あるいは自炊専用レンタルスペースの店員が裁断だけしてくれる。
<まとめ>
レビューなどを参考にさせていただく限り、ロータリーカッターで裁断している人が多くなってるような印象があります。
でもやっぱり裁断機が楽でしょう。
スキャナーだけ購入して、裁断だけは代行依頼するというのもよいかもしれません。
ただ、何十冊とか百冊以上とか依頼すると向こうも流れ作業ですから、全ての本を希望の位置で裁断してくれるわけではありません。
費用、時間、手間、場所、それぞれに課題が残るので、自分に合った方法を見つけるしかなさそうです。