自炊機材レンタルしてくれるサービスがあります。
自炊向きのADFスキャナーと裁断機、もしくはどちらか一方を貸し出してくれる。
仕組みは簡単でネットで申込み、支払を済ませる。
後日自宅にADFスキャナーと裁断機が宅配で届くので、レンタル期間の10日間とか1か月間とかで自炊。
期間が終わったら宅配で返却、サービス終了。
すなわち家で自分で自炊作業するわけです。
<良い点>
・短期に集中
・本を持ち出さなくてよい(家に機材が届くので)
・裁断位置など細かい設定を自分で調整できる
・機材購入費用がかからない
・機材の置き場所も不要
<悪い点>
・自炊のやり方を勉強しておく
・パソコン設定など自分でやる
・スキャナ、裁断機の使い方を覚える必要
・作業に時間を要する
・それなりに手間はかかる、疲れる
・期間が限られる
・好きなときにちょこちょこ自炊できない
<まとめ>
自炊機材レンタルは期間で値段が決まっているので、限られた期間で何冊自炊電子化できるかが勝負。
やればやるほど1冊辺りの単価は下がる。
家中の蔵書をまとめて短期的に集中してやるのは割とアリ。
そして機材も返却するので家でスペースを取らない、狭い部屋でも大丈夫。
問題点としては、機材をレンタルするだけということ。
自炊作業自体は自分だけでやるのだ。
その中には裁断機の使い方や、スキャナーの使い方、ドライバーをパソコンにインストールして詳細設定など、初期的な内容もあるわけで。
初めて裁断機やスキャナーを使う場合、使い方を覚えたり、初期設定をしているだけで1日終わってしまうかもしれない。
自炊していく中でもっとよいスキャン設定を思いつくかもしれない・・・・・。
何より数日の内に何十冊、100冊と自炊していくのは時間もかかるが、慣れていても疲れるものです。
自炊機材レンタルは悪くないサービスだし、有効に使えるシステムだと思われますが、根本的に初期設定から自炊作業まで自分自身でやることになるのが、
自炊代行業者に依頼するのと大きく違うという点だということを知っておくべき。
スキャナーを購入していれば、よりよい自炊設定が見つかったらある程度やり直しはできるし、時間経過とともに自炊の腕が上達していく。
長い目で見ると、スキャナーは買ってしまったほうが使い慣れて作業も高速化して、結果として単価も安く便利になる可能性が高いです。
ただ単に自炊作業を体験したいだけなら自炊専用レンタルスペースに行ったほうがよい。