裁断の方法を具体的な作業工程で解説します。
管理人が行っているカッターによるホッチキス付き雑誌の裁断。
カッター裁断の作業工程(本・コミック)
という記事に基本は解説いたしました、基本的には同じです。
雑誌ならでは特殊な部分を中心の解説となります。
なお、裁断の方法や工夫もいろいろありますので、あくまで一例としてください。
ホッチキスではなく、糊留めで束ねてある雑誌は通常手順で裁断できると思います。
<注意>
ホッチキス付き雑誌について、最初とった方法は失敗。
あえて書いておきます。
ホッチキスを先にはずしてから、見開きにして背中ど真ん中を1回裁断。
これだとホッチキスの穴の付近が小さな破れやひっかかりとなり、スキャン時の重送につながりました。
(※この方法で裁断している方もいる模様。
ダメではないですが、5mm幅で落とすほうが無難だと思います。)
その後、方法を改善。
通常の裁断と同様、背中ど真ん中の左右5mmづつを裁断することにしましたが、ホッチキスが無いのでズレて揃えるのが困難、切りにくいという事態に。
(ズレたり揃えるのが面倒でなければこの方法でもよいかもしれません。)
結果、以下の方法に落ち着いています。
工程順に進めます。
【1】本を開いて置く
ホッチキスのかかってるページを開いて山折りに置く。
表紙が上になる。
【2】表紙を取る
ホッチキスの真下を切って、ホッチキス穴と貫通させる。
表紙だけが取り外せる。
ホッチキス部分拡大写真
↓
【3】葉書を取る
中身に葉書がついているので、手でもぎ取る。
(無理ならカッターやハサミで適当に)
アンケートや振り込み用紙のようなページ以外のものがあれば全て取る。
【4】マットの上に固定※4
マット上の線に合わせて雑誌を置き、
裁断位置(中央から5mm横)に定規を置いて固定。
慎重をきす場面だが、ある程度大雑把でも何とかなる。
【5】裁断
定規に沿って上から下まで切る。
中央線(ホッチキス位置)の右で1回、左で1回、合計2回の裁断。
【6】確認
裁断したものを揃えページ順に並べる。
全て切れているかパラパラとめくってみる。
【後処理】
最後に背中だけが残る。
ホッチキスをはずして分別して捨てる。
<感想>
ホッチキスを先にはずしてから、4分割くらいで裁断すればよいのでしょうが、
手間がかかります。
雑誌の裁断は一番簡単だと思っていましたが、大変です。(>_<)
おそらく物理的に切る距離が長いこと、表紙があること。
それとホッチキス、葉書のようなイレギュラーなものがあるからだと思われます。
文庫本やコミックの裁断のほうがよっぽど簡単でした。
雑誌こそ裁断機が楽かもしれません。