<保存>
自炊、本を電子化したファイルの保存はとても大事。
なぜなら万が一、ファイルを削除してしまったり、パソコンが壊れたらファイルを失ってしまう。
それは大事な本あるいは自分の全ての蔵書が消えたに等しい。
仮に原本を保存してあるかと言ってスキャンし直すには膨大な時間がかかるし、改めて本を買い直して再自炊など非現実的な話。
<バックアップ>
必ずバックアップを取っておきましょう。
スキャナーで電子ファイル化すればパソコンに保存されます。
直後に外付けハードディスクにコピー。
あるいはメディアを変えてDVDに焼き付けるのもよいでしょう。
SDカードやUSBフラッシュメモリでも構いません。
一時的であっても複数のパソコンやタブレット、スマホなどにコピーしておくのもアリ。
バックアップ先は1つと言わず、複数、すなわちスキャンしたパソコンと合わせて3つ以上コピーしておくべき。
<読書ファイル>
スキャン直後のページごとのファイルもバックアップすべきだが、読めるようにまとめた1ファイル(例えばPDFなど)は特に複数でバックアップしておきたい。
本・コミック・雑誌1冊あたり30MB~100MBくらいに収まるだろうから、100冊で3GB~10GBくらいである。
<クラウド>
クラウドも活用できる。
アップロードしておけば、いつでもパソコンやタブレットにダウンロードして読書できる便利さがあるが、同時にバックアップにもなっている。
クラウドならば、もしも火事で家ごと消失したり、同時に全ての機材やDVDが破壊されても関係ない、保存されている。
弱点があるとすれば容量が限られていること。
有料で増量することもできるが、その価値があるかは個人の判断になるだろう。
それとアップロードにも少し時間がかかるのでまめにやるしかない。
<まとめ>
ちょっと大袈裟な書き方になってしまったかもしれませんが、ファイルは消えてから、パソコンがトラブルになってからでは遅いので、
せっかく時間をかけて裁断、スキャンした労力、何より自分の大事な蔵書の全てを保存する意味でも、バックアップは自炊作業の要のひとつとも言えます。